2010年12月31日金曜日

Smart Phone

 何の因果か会社ではおエライさん達の一部の間で、「ガジェット・マスター」、の称号をもらっている自分だが、持ち歩いているiPhoneもiPadも私個人の持ち物では無く、会社の経費で使っているものだ。自分で持っているのはiPod Touch一台に過ぎない。携帯電話だってほんの3年前までは持っていなかった。NY時代、取引先と会うからと上司の社用の携帯を借りたものの、スイッチを入れないでいたので肝心の上司が私とコンタクトが取れないなんて事もあった。

公私共に私が携帯を持っていない事に不便だと文句を言われた事はあった。私の理由は単純で時間と場所を問わずに他人に捉まるのは嫌だったから。一度持ったらその便利さから離れられなくなるだろうと言う思いも頭の片隅にはあった。そんな私が携帯を持ったのは結婚して嫁さんに頼まれたからだが、それも3年前の話。帰国して、二人で暮らす為に、家電製品を見て歩いた時は冷蔵庫から洗濯機、掃除機と色々と楽しかったが、携帯を決める時は途中で店員の説明を聞いているのが嫌になり退散したのは2年前の事だ。その翌週に嫁さんに連れられて契約したのだけど。

そんな私の最近の関心事の一つはアンドロイドのスマートフォン。元々の携帯もメールと電話ぐらいしか使っていなかったのもあるのだろうが、iPhoneを使い始めてそのあまりの便利さにすっかり魅了されてしまった。今、関わっている仕事でもいずれアンドロイドは必要になるのでiPhone以外の会社の携帯もいずれ機種変更する可能性は大だが、興味が惹かれると言う事実は残る。先日、一時帰国していた親友が使いこなしていたアンドロイド携帯の機能に度肝を抜かれたと言うのもあるかもしれない。

そんな年末の今日、子供を抱いたまま、嫁さんと携帯ショップに立ち寄ってアンドロイドのスマートフォンをいじってみた。店員が説明してくれると言うので、iPhoneとの機能の差異、機種変更した場合の料金プランなど詳しく尋ねてみる。なるほど。子供が飽きてむずがり始めたのもあってその場を後にしたのだが、嫁さんがしきりに感心していた。「帰国した頃の無関心ぶりからは想像もつかない」、と。あの頃のあなただったら、こんな反応でしょうねと大袈裟にあさっての方向を見ながら肩をすくめて、ため息をついてみせた。


あぁ、私ならやりそうね、それは


我ながら何故ここまでガジェットにはまるようになったのかよく分かりません


 (しかし料金は普通の携帯より高くなるのは必至、悩み所です)

2010年12月24日金曜日

新たな世界

 その凄さに接したのは偶然だった。ここ数ヵ月、仕事関係で密にやり取りをしていた取引先から、打合せ内容とは直接関係の無い分野で、「トウヤさんのような映画が好きな方にぜひ」、と言われたのが発端だ。コンセプトはホームシアター。取引先のご厚意で体験させてもらった。プレゼンを聞きながらメーカーがどれだけモノ作りにこだわっているのか実感出来てとても興味深かったのだが、その際に偶然、経験してびっくりしたのがこのヘッドフォンだった

最初はヘッドフォン無しで体験させてもらっていたのだが、途中で試してみて、そのあまりの凄さに鳥肌が立つ思いだった。映画の音響効果はここまで徹底しているのか。日頃、取り立てて物欲が無い自分であるが、つい取引先に、「これは普通に買えるのですか?」、と尋ねてしまった。値段については意見の分かれる所かもしれないが個人的には安くは無いが、高くも無いと言う辺り。嫁さんに相談をし、私の誕生日プレゼントと言う名目で取り寄せた。

嫁さんと子供が寝た後にワクワクしながらセットアップしてみる。最初の感想は戸惑いだった。おかしい、これでは普通の音じゃないかと思ったのはアナログ音声端子によるもの。その夜はそのまま諦め、翌日に再トライする事にした。DVDプレイヤーを引っくり返し、光デジタル音声端子が入る場所を見つける。これだ。

日中、嫁さんが外出している間に、子供の面倒を見ながら、「Star Wars Revenge of the Sith」、のDVDを入れる。音楽も当然の事ながら冒頭30分のスペースバトルを含むアクションシーンでその効果が分かるだろう。

結果、はじけ飛ぶような効果。

まさに映画館、しかも一番良い席。ワイヤレスだから家の中を自由に移動出来るのだが、常に自分が映画の中にいるかのような音響効果に身を包まれている。しかも音漏れはしない。映画の絵自体は何度も観ているので新鮮さは無いが、目を閉じた時に耳に飛び込んでくる音の豊かさはまるで別世界。子供をあやしながら聞き惚れていた。



氣が付けば本編全て鑑賞


何だか久しぶりに映画体験をした氣分

(次は007シリーズ辺りで挑戦してみようかと思います)

2010年12月22日水曜日

鼻歌

数日前に呟いてもいたのだが、ネットで検索していたら子供の頃によく聞いていたフランス人歌手、Yves Duteilの曲が見つかった。



このJohnと言う歌はきっと80年代初頭の歌だろう。どのような経緯で聞くようになったのか記憶は曖昧だがきっと両親が流していたのだろうと思う。まだLPレコードやカセットテープの時代だった。そんな訳でこの歌も最近は長い事、聞いていなかった。Yves Duteilの歌はもちろん他にも多数あって、好きな曲はいくつもあるのだが、何故か子供の頃から歌詞が頭に比較的きちんと残っているのは、両親がオペラを聞きに行っている間、留守番をしながら空想の世界で活躍する子供を謡ったL'Operaとこの曲、Johnだ。この歌は100年近く前に嵐で亡くなった女性の彫刻に恋した男性の物語。


暗いな


歌詞の意味とは直接関係の無い所で何かが私にヒットしたのだと思いたいです、再生回数の少なさはご愛敬


(ちなみにL'Operaはこんな感じの曲です)


2010年12月18日土曜日

日々是発見

 少し遅めの時間に帰宅したら子供が起きていて、嫁さんが子供を抱きながら玄関に出て来た。私の顔を見て満面の笑みを浮かべる子供。外での出来事が全て吹き飛ぶ瞬間だ。

靴を脱ぎながら子供に話しかけていると、嫁さんに抱っこされている状態から私の方に両手を伸ばしてきた。今までに無い事だ。私に抱っこされたいのかと、スーツにコートを着たままの状態で抱っこすると、きゃっきゃっと声をあげながら大喜び。


帰って来ないではいられません


我ながらここまで子供の存在にはまるとは・・・昔なら想像もつきませんでした




 (元々、帰宅族の自分ですが、最近はそれに拍車がかかっている氣がします)

2010年12月16日木曜日

マニアチェック

 下記の写真が友人から届いて吹き出した。





"Do or do not. There is no try." Dumbledore、とある。


この写真のおかしさが分かった人はお仲間


答え:Do or do not. There is no tryはSWのYodaの台詞。Dumbledoreはハリー・ポッターの校長先生。写真は指輪物語の魔法使いガンダルフ。組み合わせがとても変な訳です。




 (吹き出した瞬間にオタクである事がばれる・・・何と言う恐ろしい罠である事か)

2010年12月14日火曜日

原点回帰

 先日、都内で本屋に寄る機会があり、洋書売場で「Star Wars Outcast」、を買った。Fate of the Jediと言う新シリーズの一作目で1、2年前から出ていたのだがハードカバーだったのでずっと購入をためらっていた経緯がある。私とStar Warsの小説の出会いは大学2年生の夏休み、友人とアジアを放浪していた際に本屋で「Heir of the Empire」を見つけて買った所まで遡る。それ以来、LukeやHan、Leiaの物語をずっと追い続け、結構な本の量になる。渡米前にマニアな友人にコレクションを寄贈したのだが、アメリカ時代も小説が定期的に登場するので量は結局減らなかった。この写真は以前のサイトで更新ネタにしたのだと思うが、2004年1月、今から約7年前の段階でこれであった。





現在の我が家では私のStar Wars小説コレクションは決して目立たず、私自身、存在を忘れているぐらいだが、それは本棚ではなく、押入れの中にまとめてしまってあるからに過ぎない。フト好奇心に駆られて押入れの中の引き出しを開け勝手に驚いていたのはつい先日の事。

そんな訳で諸々の理由で購入の控えていたのだが、ペーパーバックで800円代で売られているのを見たら買わないではいられない。ビバ円高。私の読書時間は電車の中。最近はiPhoneばかりを触っていたが、久しぶりにStar Warsの小説を手にしたらページを開かないではいられない。登場人物も着実に歳を取り、HanとLeiaには孫がいて、Lukeも60直前のような年齢設定だが、それでも馴れ親しんだ世界に舞い戻った感がある。Star Warsの小説は様々な時代設定があるが、やはり私の中で一番しっくりと来るのはLuke達の世代の物語かもしれない。


結局は刷り込みなのか


三つ子の魂、百までの勢いです

(子供が大きくなったら、なったでClone Warsその他、色々と楽しみです)

2010年12月13日月曜日

日本文化

 NY時代のアメリカ人の部下からメールが届いたのはアメリカがちょうど感謝祭に入ろうとする最後の方の週だった。端的に言えば退職の挨拶、日本語で言うと短い間でしたがお世話になりました的な趣旨のメールだ。

その彼は私がNY時代に最後に採用したアメリカ人社員。採用したのは2008年の春頃だったろうか。私の帰任は決まっていたがまだ公に出来ず、長年一緒に働いてきたアメリカ人の同僚と空いてしまったポジションを埋めるべく人材派遣会社に連絡して次から次へと面接をしていた事を思い出す。日本語不要なポジションなのに、何故か日本語が流暢な候補が何名も残り、最終的に彼を採用した。比較的若く、ウィットに富んだキャラ。私の中では、そんな彼とした仕事より、彼と飲んだ記憶の方が鮮明だ。その頃、他部署を含め、日本人のような激しい飲み方をするアメリカ人が他にもおり、彼等の歓迎会の後、3人で酔ったままタイムズスクエアを歩いていたのは良い思い出だ。彼等の飲みっぷりには日本人社員の方が引いていた。

結局、彼がNY事務所で働いた期間は約2年半。悪くない。日本語も出来たので本社の関連部署もやり取りが楽だったろう。聞くと次の仕事の研修で12月の大半は東京にいるとの事。ならばとプライベートアドレスを交換し、飲もうと言う事になった。

最初はNY組だけを念頭に置いていたが声をかけてみれば関連部署の人間も含めて賑やかな人数。彼の希望で場所は焼肉。会社は遠くないのだが、研修はサービス残業が連日との事で時間は20時に設定。蓋を開けてみれば私は幹事であるにも関わらず職場を抜け出せず遅刻。アメリカ人の元部下からからは20時少し前に、「ようやく会社を出ました」、とのメールがある始末だった。何とか焼肉屋に着いて、先に始めるかと話している最中に新たな着信。駅に着いたとの事で迎えに行くと人混みの中に見馴れた顔が。しかし、空氣がずいぶんと違う。










 じゃぱにーずさらりーまん かよ!







と思わず言いたくなるぐらい醸し出している空氣が疲労したさらりーまん

(取り敢えず酒を飲ましたら元氣になったので良かったです、ますますさらりーまんみたいだ)

2010年12月11日土曜日

成長

最近、ネットで見つけて凄いなと思った動画。生まれてから10歳までの写真を1分25秒にまとめたものだ。子供の成長ぶりが実に如実に伝わってきて素晴らしい。記事と写真はこちらで見る事が出来る。





そんな我が子は早7ヶ月。最近はこんな感じである。





この父にしてこの子あり、か?


ちなみにこのカリスティックを持たせたのは私ではありません


 (何が楽しいのか、大層、上機嫌でしたが)

2010年12月7日火曜日

ガジェット

 現在、私が所属している二つの部署のどちらでも私はiPhoneやiPadに詳しいと言う事になっている。不思議だ。帰国して、嫁さんが買ったiPodNanoに触発されてiPod Touchを買ったのはもう2年近くも前の事だが、氣が付けば仕事でiPadはもちろんiPhoneまで使うようになっている。

最近、帰宅すると自分の携帯、会社の携帯、私のiPod Touch、会社のiPhoneと4台ものガジェットが机の上に並ぶ。なかなか強烈な光景だ。何か間違っている氣がしてならない。iPadは最近、同僚が使っている事が多く、私自身はあまり持ち歩いていないのは不幸中の幸いか。とは言え、仕事を兼ねて使い倒せば、倒すほど、このガジェットへの中毒性は増す。持たないで外出なんて出来ない氣がする。





 
 3年前まで携帯なんて持ってすらいなかったのに

 
 NYのApple Storeに入りながら何も買わないで出た事も何度か

(周りの同僚にも信じてもらえませんが、多分、NY時代の自分には今の状態は異質だろうなぁーっと思ったり)