2011年9月29日木曜日

グリーン・ランタン

 私は基本的にアメコミの映画版は好きである。Batman、Superman、Spiderman、大半のものは映画館で観てきた。スーパーヒーロの描かれ方としてはDC Comic(Superman、Batman、Green Lantern)よりはMarvel Comic派(Spiderman、Fantastic Four、Hulk、Iron Man、X-Men等々)か。後者の方が一般社会の中で特殊能力を持ってしまったが故の差別や悩みなどが描かれている感があるからだが、2008年のDark Knightは本当に名作だとも思う。時代的に最近は明るいトーンよりダークなトーンが主流なのだろうなとも思う。

そんな中、Marvel Comicのヒーロものの優れたマーケティングはそれぞれが独立した作品でありながら、エンドクレジットの後に他の作品へ繋がる予告編のようなヒントを交える事。Iron Manの一作目にはAvengersの長官のSamuel L.Jacksonが、二作目にはThorのハンマーが、HulkにはIron ManのTony Starkが登場したりするのがその一例。残念ながらThorは時間の都合が付かず映画館に行けなかったが来月公開のCaptain Americaは観たいと思っているし、来年公開予定のアンサンブル映画、「The Avengers」、は本当に楽しみだ。

先日、観に行った「Green Lantern」はDC Comicのヒーロ。珍しくマンガも読んだ事の無い状態。どうしても観たいと言う程では無かったが、自分のiPodには予告編が入っているし、家族でNYに遊びに行った時に街中で盛んに宣伝していたので氣にはなっていた。ある夜、嫁さんも子供も寝たので近所の映画館のレイトショーへ。レイトショーなら映画代も安く済むのでお得だ、たとえ3Dで追加チャージが取られても。チケットを買って席を指定するとかなりガラガラ、実際に映画館に入ってもそんな状態だった。邦画の予告編を経て、いよいよ本編。



日本語吹き替えでした


当然字幕だろうと思い込んでいて全く氣付いていませんでした orz ...

(強い違和感と共に脳内で日本語を英語に置き換えて観ようとするカオス体験となりました)

2011年9月26日月曜日

英語と態度

 「ところで英語は出来ますか?」。こんな質問がメールで届いたのは家族で北海道を旅行中の9月の前半だった。差出人は沖縄の営業担当。どうやら訪問先の得意先担当者が日本語を話さないとの事で急遽問合せとなったらしい。こんな事を聞かれるのも本当に久しぶりだなと思いつつ、NYで10年仕事をして来たので英語での売込は問題無いと回答した。

関東を台風が直撃したシルバーウィーク、私は仕事で沖縄にいた。初めての土地。ワクワクする。仕事なので日中は営業担当者と車で得意先をまわって商品説明だが、それでも南国の独特な空氣を堪能出来た。昔、稽古の関係で師の家に居候していたハワイを思い出す。かりゆしウェアがアロハシャツを思い出させたのかもしれない。北海道が日本国内のヨーロッパだとすれば沖縄は南国リゾートか。ネクタイもジャケットも無しで得意先を訪問してプレゼンやセミナーを行っていた。

2泊3日の出張だったのだが、最終日が英語の日。当初は得意先1名のはずが、そこで30分ほど説明をしたら、その上司が更に話しを聞きたいとの事で再アポ。午前、午後と英語で商品やサービスについて説明をする事となった。展開次第では自分が通訳を務めて営業担当に振ろうかと思ったが、蓋を開けてみれば私が一人で話す展開に。終了後、フライトの変更はしなくても済みそうだったのでそのまま営業担当者の車で那覇へと向かった。車中の同僚のコメント。


「英語で話している方がずっと自然ですね」

 
 あぁ、まぁ、日本語と英語だと話している言語によって自然と態度も変わりますしね

(考えてみると英語での社会人生活の方が日本語のそれより圧倒的に長い事を思い出した次第です)

2011年9月20日火曜日

出張

 明け方の5時前に起き、外が薄っすらと明るくなりそうな頃に家を出た。空港行きのバスに乗り羽田空港を目指す。ここ2ヵ月程度の間にずいぶんと羽田に用事があるものだ。札幌、広島に続き今回は沖縄。また未踏の地である。フライト時間が2時間半と言う辺りに多少の距離を感じなくも無い。飛行機の中、ビジネスモードの人間はごくわずかで出張用の資料を読んでいる自分は浮いている感が無くも無い。ジャケットもネクタイも無いのがせめてもの救いか。

今回の旅は2泊3日。那覇空港で地元の営業担当者にピックアップしてもらい早速得意先を巡る。初めての沖縄の印象は昔、何度も師匠を訪ねて行ったハワイを思い出す。南国だ。日中はびっくりするぐらい暑かったが太陽が沈むと涼しくなるのには驚いた。とは言え2週間前は家族と北海道にいた。短期間に日本を縦断している事も我ながら驚きだ。今回は通常の1泊2日の出張よりは荷物が多め。1泊多いからと言う理由ももちろんある。


後、道着を持参しているから


今宵は会社の関係者と飲み会でしたが、明日の仕事後は稽古です




 (こんな出張ならいつでも来たいものです、まずは明日の仕事をクリアしてからですが)

2011年9月14日水曜日

虚勢とはったり

 大学2年生の冬頃、3年生から幹部として合氣道部を引っ張って行くとの事で全2年生が順次に主座を取ると言うイベントがあった。その時、印象に残ったのが一年上の副将の「主座なんて虚勢とはったりだよ」と言う言葉。もちろん虚勢とはったりで物事を通す為には相応の知識と基礎が必要な訳だが、人前に立つ際の心得としてはなかなか言い得て妙。あれから20年近く経とうとしている今でも覚えている。

人前に立って指導する、あるいは話しをする際に大切な事は自信が無いように見えない事だ。相手はその稽古の流れ、あるいは商品の説明を聞こうとしているのだから、その際に場の空氣を作る人間が自信無くしどろもどろでは逆効果。合氣道の指導に置いてはそれで全く問題無かったし、帰国後、得意先や取引先の前でプレゼンをしたり、セミナーや司会役として数十人、数百人を前に話しをする機会が多くあったが、その際も落ち着いた空氣を醸し出しながら自信を持って話す事の大切さは実感してきている。

最近、業務分担に変更があり、自分の担当のエリアを一まわり年下の女性社員に引き継ぐ作業を行っている。元々、営業出身なので得意先をまわって商品説明をするのは得意かと思いきや、苦手との事。私が得意先で説明をする際、同行して感じを掴んでもらう事にしている。先日も40分の講習会があり、簡単な資料を持参しつつ、参加者の反応や与えられた時間をチェックしながら、緩急を付けて商品説明を行った。終了後、「XXXをXXXのように説明するのですね、メモを取りました」との部下のコメントに、「え、あれはその場の思い付き」、と答えた所、不評。もらったコメントが。


トウヤさんみたいに心臓が鉄で出来ている訳じゃないんです

いや、鉄では出来ていないよ、毛が生えていると言われる事はあるけれど

(早く技を盗んで大きく成長してくれないかなと期待しています)

2011年9月12日月曜日

空港

 1歳の子連れ北海道旅行を無事に終え、充実した時間を過ごす事が出来た。羽田空港までのバス、フライト、新千歳空港から札幌市内までの電車の中など、それぞれ課題はあったのだが、何とか大騒ぎにもならずにクリア。NY旅行の時は飛行機に大して反応していなかった子供が今回は羽田空港で飛行機を見て大興奮していたのは非常に興味深い。

成田空港も羽田空港もターミナル近くに子供の遊べる空間があり、そこで赤ん坊から子供まで結構遊んでいる。飛行機の中で身動きが取れなくなる事を思えば、乗る直前に子供を騒がせておくのは必要だ。飛行機の中で氣を紛らわせる玩具、交渉出来るなら座席の位置、色々と事前に戦略を練る事が必要である。一緒にいる大人が飛行機の娯楽(映画、音楽、飲食)を楽しめる可能性は非常に低い。子供がどのタイミングで寝るかがポイントだろうか。

北海道滞在最終日、フライトは13時過ぎだったが、早朝の札幌にいてもあまりする事が無いので、子供が朝寝をしているタイミングを活かして新千歳空港に向かった。逆に空港は賑わっておりレストランもお土産屋も営業しているし、子連れ用のトイレも充実しているのでポイントが高い。チェックインした後、3時間もあるのは通常の旅だったら考えられないが、子連れはOKである。食事をして、オシメを換え、ドラえもんパークを訪れればあっと言う間。博物館は有料だが、隣の子供用パークは無料。子供は大はしゃぎ。

新千歳空港、空港内の娯楽施設の充実ぶりは空港と言うより、ショッピングモールである。フライトの案内が無ければ空港にいる事を忘れてしまいそうな勢い。不思議なのが2ヵ月前、仕事で札幌に来ていた時はここまで空港が充実しているようには感じられなかった事。



まぁ一人ではこんな子連れコーナーに来る訳が無いのですが


そんなこんなで無事に帰宅、帰宅した夜は子供と一緒に意識が飛んでいました

(休暇明けで会社に戻ると仕事の違和感と子供がいない違和感のダブルパンチ状態)

2011年9月5日月曜日

台風12号

 マンハッタンの南の地域の一部にハリケーンの影響で避難勧告が出て、地下鉄やバスも止まったと言うニュースを見ていたのは一週間ほど前だっただろうか。氣が付けば日本も台風12号の話題で持ち切りだった。

先週の金土は関西出張予定だった。元々、土曜日にセミナーの依頼があり、その為だけに行くのも出張費用が勿体無いからと金曜は京都や大阪の得意先訪問を予定していたのだが、木曜午後になって土曜の得意先からドタキャン依頼。私の一泊二日は急遽日帰り出張となった。暴風雨の中、京都、大阪と仕事をこなし帰りの新幹線に乗ったら新大阪で足止めを喰らい帰宅が遅れたのも今となっては遠い昔の事のようである。

土曜日は仕事がキャンセルとなったので、代わりに古流の自主稽古会に出席。稽古の最後に偶然現れた人がとんでもない達人で日本と言う国の奥深さを久しぶりに実感した。一見、ただの中年のオヤジなのに、あの動きは反則だ。きちんと観察すれば背中の筋肉の付き方や拳の状態が常人と異なる事は分かるのだが、人の良さそうな関西弁でニコニコと話しつつやる事は一撃必殺と言う組み合わせはなかなか。台風の影響で人がほとんど集まらないのではと言われていた自主稽古会に顔を出せた幸運に感謝。

そして今週は夏休み。嫁さん、子供と札幌に来ている。13時間のNYフライトと比べれば1時間半の北海道フライトは簡単だ。とは言え、5月の時はハイハイしかしていなかった子供が今や歩きまわっている。機動力の差が未知数だったが何とか無事に到着。しかし、肝心の札幌は強風に大雨、子連れで動き回るにはイマイチの天候だ。天氣予報によると、台風は温帯低氣圧に変わったものの、明日は昭和56年に匹敵する大雨警報が出ているとの事。

ガッデム

何だかここ数日間、ずっと台風12号に振り回されている氣が

(久しぶりに子連れでレストランに入り、食事の戦場ぶりを思い出しました、運が良ければ味わえる・・・みたいな)