2012年10月20日土曜日

エクスペンダブルズ2/The Expendables 2

今日は映画の日、嫁さんの実家で子供の面倒を見てくれるとの事で、嫁さんと2人、「The Expendables 2」、を観に行った。嫁さんの趣味度数ゼロ、私の趣味度数100に近い配分だったが、他にちょうど良い作品が無かったのである。普通の予告編はこんな感じ。


ただ、映画のノリを考えると、こっちの方がイメージとしては近い。センスも良い氣がする。


このノリも素晴らしい。


物語はあって無いようなものである。と言うか、スーパーご都合主義。物語があってキャラがいるのでは無く、キャラに合わせて物語が作られている状態。チャック・ノリスなんて登場の仕方も退場の仕方も唐突過ぎて茫然とするぐらい。

だが、それで良い。

だってこの映画の魅力は80年代から今に至るありとあらゆるアクション俳優を一堂に集めている事だから。同じ画面にスタローン、シュワ、ウィリスがいたら後の辻褄合わせなんて些細な事である。大体、戦争映画なのに皆、無駄に肉弾戦が多い。ジェット・リー、ジェイソン・ステイサム、ヴァンダムがいたら、彼らには銃をぶっ放すより、格闘して欲しい。それも中二病の妄想に応えるように他の大物と。そんなファンの願望に素直に応えているのが素晴らしい。

そしてセリフ。シュワに向かって「Your ass will be terminated」、とか、シュワが「I will be back」と言うのに対し、ウィリスが「You've been back too much, this time I will be back」と言って飛び出し、シュワが「イピカイエー」 、とかお互いに相手の決め台詞を吐いたり、やっている人達が実に楽しそうである。方々で大笑い。コメディかと思うぐらい。


映画館で笑っていたのは我々夫婦が主でしたけど


興味ゼロの嫁さんが1作目も観たいと言い始めましたイピカイエー

2012年10月17日水曜日

血生臭い話

 それは9月末の土曜の夜中の事、台所での出来事だった。まだ暑く、水出しで作った麦茶のボトルを冷蔵庫にしまおうとした私は深く考える事無く、蓋の部分を右手で掴んで持ち上げた。ガラスのビンにプラスティックの蓋、時々すっぽ抜けるんだよなと思いながら冷蔵庫のドアを開けようとした時、スポッとボトルが抜け足元で粉々になった。手元にはプラスティックの蓋が残ったまま。

粉々になるガラスと「あっ」と声が出るタイミングは一緒だったかもしれない。フローリングの足元にはお茶とガラスの破片が飛び散り、同時に右足の指先付近の水溜りが急激に赤くなり始めた。

あちゃちゃ。

どこから血が出ているのかが分からないが、右足の親指の付け根は真赤である。痛みは無い。取り敢えず大きな破片をまとめつつ、慎重に右足の位置を移動させたら血溜まりも綺麗に移動した。結構な量、出ている氣がする。そんな時、何が起きたのかと嫁さんが台所に顔を出した。少し固まりがちな嫁さんに事情を説明する。取り敢えず雑巾で拭いて、それから掃除機だろうか。自分の足の血もどうにかしなくてはならない。夜中で子供が寝ているのがせめての救い。こんな場で身動きが取れない状態で好奇心の塊に突入されては堪らない。

血をどうにかしようと台所のシンクに右足を入れ、水で流してみた。血が流れ傷痕が見える。深くは無いが少しえぐられた感じだろうか。キッチンタオルで止血をはかり、その後、嫁さんからもらったティッシュで傷を押さえる。やれやれである。私が動けないので嫁さんが雑巾がけをしてくれる。バケツの中の水は真赤に。自分の傷なのに他人事のようなプチホラー感。

結果から言うと嫁さんが掃除をしてくれ、私の足は応急処置。昨年の震災後に用意してあった防災ツールの中にセットが入っていた事をその時初めて知った。痛みは無かったが傷痕の場所が場所だけに大きなバンドエイドをしていても数日間は毎日、帰宅後、皮靴を脱ぐと血が滲んでいる状態だった。幸い大事にはならなかったが学習した事が一つ。


映画や小説で描写されているようにガラスが割れると結構切れる

嫁さんからは「あんなにまとまった血を見た事無いし、台所が血生臭かった」とコメントされました。えぇっとごめんなさい、そしてありがとう。

2012年10月15日月曜日

Ally McBeal

私は1998年から2008年の10年間、仕事でアメリカで生活していたのだが、初期の頃、よく観ていたドラマがAlly McBeal。邦題は「アリー my Love」である。ボストンを舞台に主人公のアリーを軸に恋愛コメディ、そして法廷ドラマと盛り上がる。英語字幕を表示させて一所懸命にあらすじを追っていたのは14年近くも前の事と思うと、茫然だ。


そんなドラマだが、そう言えば第一シーズンは未見だったのと思い、DVDを借りて来て数話観た。一緒に観ていた嫁さんと話題になったのが何故、主人公に共感出来ないか。むしろ弁護士事務所を経営するリチャードやアリーの秘書のエレインの方が面白い。以前、観ていた時はアリーと元彼のビリーの関係など、大いに氣になったものだが、今、観ると「お前、その中途半端な優しさがさ」、と説教したい氣分になってくる。

これが落ち着くと言う事か。

考えてみればアリーを観始めた時は20代半ば、異国で独り、色々と奮闘している時代だった。今は30代のファイナルカウントダウン、妻子持ちである。物の見方が変わると言うのはこう言う事かと思ったり。昔テレビで観ていた時は意識していなかったが、登場人物も20代後半かせいぜい30頭なんだろうと思うと、思わず目が遠くなる。家のどこかにサントラのCDも数枚あった氣がするのだが、どうしたものやら。


後ネクタイが90年代・・・

やはり派手なネクタイよりクラシックな方が時代を超えるのかもしれません