2013年4月30日火曜日

職場と英語

Twitterで話題になっていた「大研究 なぜ日本の企業はこんな採用をしているのか ユニクロ・楽天・グーグルほか 急増中!「英語ができて、仕事ができない」若手社員たち」を読んだ。要約すると2点。1.英語が出来ると期待して採用したら英語は出来たが日本語や日本の風習がアウトで使えなかった、2.TOEICで高得点を取っているからと海外取引先の場に連れて行ったら英語が出来なかった。結論、こんな新人を採用している企業の姿勢はどうなの?と言った内容。

ネットでも様々な視点からツッコミが入っていたので、特に付け加える事も無いのだが、私の感想としては「採用する側の企業が人材を活用しきれていないのでは?」と思う。中途採用ならいざ知らず新人採用の話。ウーロンハイを作る云々は学生時代に体育会系にいたら出来るかもしれない?と言う話だし、「職人さんに無理を言い、休日勤務やサービス残業をお願いして、どうにかクリアしている。そんな現場で必要なのは英語ではなく、人情や謙虚さです」、と言う箇所は話の論点が根本的に違うと言わざるを得ない。この記事は一体、誰に何を伝えたいのだろう?読んでしまったけど。

英語に限らず語学はツールだから出来ないよりは出来た方が良い。ただ必要とする職種もあれば不要な職種もある。私は前職でNY勤務、部下はアメリカ人、取引先も現地とあって語学は必須だった。帰国後は日本の本社の風習を学習しつつ、アメリカから取引先が来日した際は社長他、お偉いさんの通訳として色々と学習する機会があった。今のポジションは英語必須。アメリカを始めとする世界各地の関係者と電話会議やメールのやり取りをするし、先週は本国から来日していた役員クラスへの対応をしていた。しかし対日本国内向けの仕事では英語は一切必要無い。社内には欧米人を始め、アジア人もいるし、必要であれば英語で相手が日本語が流ちょうであれば日本語で話しをする。意思疎通を図る為の語学があり、仕事をすればそれで良い。語学と言う手段を目的と混同するから方々で誤解が生じるのだろう。

「ビジネスで英語が出来る」、この判断基準は難しい。前職と比べると今の職場はほとんど全員、日系企業の基準で言えば英語が出来ると言える。でも使えるかは別。聴く、話す、書く、それぞれにおいてどのスピードで出来るのか。大抵の人は聴く事は出来る(会話の流れを何となく理解する)、でもそれに対して、同じようなビートで書いて、あるいは言葉で返せるかは難しい。しかし、それで良いと思う。ポジションによって評価基準は異なるし、英語を磨きたい人は会社が提供している様々な場で英語を勉強している。

私の場合、先週の役員クラスの来日の際は最終日のミーティングで日本側のビジネスプランをプレゼンしたのだが、役員からの質問にも当然対応。役員についてきた関係者からは途中でネチネチと絡まれたがそれも対応した。その関係者は日本語が流ちょうなのだがその時は英語だった。上司に当たる役員へのアピールがポイントだったからだろう。議論を挑まれた時にきちんと自分の立場と正当性を主張するのは英語でも日本語でも変わらない。言い方を工夫するのも当然の嗜みに過ぎない。

職場と英語と言うトピックだと言いたい事が多方面に渡るので話しをまとめるのが難しいが、最初のリンク先に関係付けるなら、TOEICで900点代を取れるなら取れば良い、でも実践の場はそこと関係が無い。正論を吐く時は場の空気を良く読んでからの2点になる。これも誰に向かって言っているのか曖昧だけど。

日本企業(日本文化)における空気の読み加減については語学以上に思う事があるので機会があればまたいずれ。






2013年4月18日木曜日

Summer Movie

映画と予告編を楽しむ身にとって昨日は良い日だった。何と「Star Trek Into Darkness」の最終予告編と「Man of Steel」の予告編が公開されたのである。




J.J.AbramsによってリブートされたStar Trekは嫁さんも好きな映画で、しかも今回は悪役にBBC「Sherlock」のベネディクト・カンバーバッチ。「Sherlock」はDVDで観て夫婦で大ファンになっているので今回のStar Trekは色々な意味で楽しみ。アメリカで5月公開なのに日本では8月と言うのはどうにかならないものか。「Iron Man 3」はアメリカよりも一週間早く来週公開されると言うのに。子供が2人いる身としては夫婦でそれぞれ観に行くかと今から話している。予告編は嫁さんももちろん大喜び。

「Man of Steel」、はNY時代の親友が「18回連続して観てしまった!」と件名に書いて連絡してきたぐらい。この予告編に使われている音楽は何のスコアだろう。非常に気になる。息子がいる身としては冒頭のラッセル・クロウが赤ん坊に語りかけるシーンや、ケビン・コスナーが「You are my son」と言う辺りで涙腺が刺激される勢い。ちょっと今回のこれは期待持てるのではと、私もついつい連続再生。

ちなみに「Man of Steel」の予告編については嫁さんの賛同は得られず、「全く分からない」、とのコメントが。父子感覚は「Field of Dreams」、みたいな感じだろうかと思ったのだった。